骨粗しょう症

OSTEOPOROSIS

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは骨が弱くなり(すかすかになり)、転倒しただけ、もしくは少しぶつけただけで骨折を引き起こす病気です。骨の強さには関係しているのが「骨密度(骨の量)」と「骨質(骨の成分)」です。骨の量が多くても、コラーゲンが劣化すると骨はもろくなります。
当院では、問診により現状の痛みや過去の病歴などを伺った後、必要に応じて骨密度検査、血液検査・尿検査などを組み合わせて、正確な骨粗しょう症の診断を行います。「骨密度」と「骨質」を改善すれば、骨粗しょう症は予防・治療が可能です。痛みなどの自覚症状がなくても、下記のような危険因子に当てはまる方は、一度受診をご検討ください。

  • 骨折を何度か繰り返している

  • 両親の骨折歴(特に大腿骨近位部骨折歴)

  • 喫煙、飲酒習慣の有無

  • ステロイド服用歴の有無

  • 既往歴(関節リウマチ、糖尿病、甲状腺機能亢進症など)

骨粗しょう症の治療

骨粗しょう症に対しては、食事・運動・薬物療法を組み合わせて治療します。

食事療法

骨粗しょう症の治療にあたっては、日々の食事を見直すことが大切です。塩分や脂肪分の多い食事を控えて、バランスの良い栄養分を摂取しましょう。また、カフェインやアルコールはカルシウムの吸収を妨げたり、排泄量を増やしたりするため、取りすぎないように注意しましょう。カルシウムが不足すると骨粗しょう症だけではなく、動脈硬化症・糖尿病・高血圧などのリスクが高まります。そのため、毎日700~800mg以上のカルシウムに加えて、骨の形成を促進するビタミンDやビタミンKも積極的に摂取しましょう。

運動療法

運動をすると骨が丈夫になり、筋肉を鍛えると身体がしっかりと支えられるようになります。また転倒予防にも繋がるなど、運動は骨粗しょう症の予防・改善に欠かせません。
週に数回の散歩をする、少しだけ散歩の距離を伸ばすなど、自分にできる範囲で少し身体に負荷をかける運動を行いましょう。

薬物療法

骨粗しょう症の治療薬には「骨吸収抑制薬」や「骨形成促進薬」、骨の栄養素である「各種ビタミン(D、K)剤」などがあります。どんな薬を選び、いつから薬物療法を始めるかは、患者様のお身体の状態や症状の進み具合を定期的に見ながら、適切な薬物療法を医師が判断いたします。

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